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梅星

Author:梅星
社会人になっても、いつもいろいろな空想の世界を思い描いていました。
その中で、ずっと書きたかったお話(小説)をブログという世界を使って紹介させていただきます。
無理なく肩の力を抜いて続けていきたいと思いますので、楽しんでいただけたらと思います(毎週更新予定です)。
初めて読まれる方は、『あらすじ』も並行して読んでいただければ、読みやすいかと思います。
お楽しみください。

尚、文中の登場人物、会社等すべてフィクションです。


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DATE: CATEGORY:第7章 春彦の光と影(喪心編)
そのころ、木乃美と取り囲んでいる男子学生の一団は用具室の扉の外に一人、見張りを置いて全員中に入っていた。
外はまだ、太陽に光があたっていたが、用具室の中は、分厚いカーテンで窓が覆われ、蛍光灯の灯りだけだった。
木乃美も急かせれる様に中に入ると、体育で使うマットが広げられていた。
それを目にした瞬間、自分がこれから何をされるのか悟った。
「きっ……。」
木乃美は声を上げようとしたが、後ろから突き飛ばされ、言葉を飲み込みながら、そのマットの上に転がった。
マットからは、カビ臭い匂いが立ち昇った。
「なっ、何するの!
 変なことしたら、承知しないからね。」
そして、突き倒された勢いで、メガネがどこかへ飛び、スカートがまくれ上がっていた
木乃美はマットの上で半身を起こし、めくれたスカートを手で元に戻し、気丈にも男子学生を睨みつけて言った。
「おやおや、お前、自分の置かれている状況がわかっていないのか?
 ああん?」
右手にナイフをちらつかせながら、嫌らしい笑いをした学生が木乃美に近づいて行った。
「来ないで!」
木乃美は身を丸く固めるように言った。
「まあまあ、そんなに緊張しないでさ。
 ちょっと、俺達と楽しいことしようって言ってんだよ。
 おい、ビデオ、回しとけよ。」
「おう、ばっちりだぜ。」
ビデオ係と思しき学生が返事をした。
「おい、こいつ、メガネでわかんなかったけど、すげぇ、マブだぜ!」
「ええ、ほんとかよ?」
「ほんとだ、こんなのこの学校にいたんだ!」
「うへぇ、今日は、ついてるじゃん!」
用具室の中の4人の男子学生は、あきらかに興奮状態になっていた。
特に、木乃美はメガネをかけていないと誰もが振り向くほど可愛らしい顔をしており、体つきも女性らしく丸みを帯びていた。また、アロマのせいかほのかにいい香りがし、それが一層、男子学生の性欲を異常なまでに掻き立てていた。
「じゃ、じゃあ。」
いつの間にか木乃美の後ろのまわった生徒が木乃美の両腕をつかみ、マットの上に仰向けに木乃美を引き倒し、そのまま、身動きできないように両手首を抑えつけた。
「やっ、止めて!」
木乃美が精一杯抵抗すると、ナイフを持っていた男子が木乃美の上に馬乗りになり、木乃美の頬を張った。
「静かにしてくれないかな。
 でっ、でないと、ナイフで怪我するよ。」
その男子はナイフを木乃美の頬に当て、興奮した顔で脅した。
そして、なおも声を出そうとする木乃美にタオルのようなもので猿ぐつわを咬ませた。
「うー、うー…。」
木乃美は苦しそうな声を上げ、精一杯、抵抗したが、3人がかり、一人は両手、一人は両脚、もう一人は馬乗りになっていて、とても力でかなうものではなかった。
「さあ、早くやっちまおうぜ。
 今回は、すげえ、上玉じゃん。
 おれも、早くやりてえから。」
木乃美の両手を抑えている学生が卑猥な言葉を発した。
「げへへへ。」
木乃美に馬乗りのなっている男子は、興奮のあまり、声になっていなかった。
そして、木乃美の背中に腕を回し、抱きしめるように身体を押し付け、上下に動かした。
「た、たまんねー。
 こいつ、最高だ、はっ、はっ」
「おっ、おい、早くしろよって。」
木乃美を押さえつけている男子たちは、木乃美の匂いにいきり立っていた。
馬乗りになっていた男子学生は、上半身を起こし、木乃美のブレザーのボタンを外し、次に、ブラウスのボタンを上からひとつづつ、興奮で震えている指で外し始めた。
「ゔ―。」
木乃美は身をよじって抵抗しようとしたが、馬のりの男子学生の体重で身体が動かせなかった。
そして、ブラウスの下からブラジャーが現れると、男子学生は、そのブラジャーの上から、木乃美の柔らかな胸を鷲掴みにして、揉みながら顔を近づけた。
そして、ブラジャーの下から強引に乳房を露出させ、むしゃぶりついた。
「#%■!」
木乃美は、猿ぐつわを咬まされていたので、悲鳴を上げたが声にならない押しつぶされたような声をあげた。
「うひひ、最高じゃん。」
男は木乃美の乳房から口を離して、興奮しながらいった。
木乃美の乳房は、男子学生の涎で濡れていた。

「おっ、おい。」
馬乗りになっている学生は後ろを振り向き、木乃美の両脚を抑えている男子学生に合図すると、その男子学生は、木乃美のスカートの中に両腕を差し込み、木乃美の下着を一気に引きずりおろした。
それは一瞬のことで、木乃美にはどうすることも出来なかった。
そして、両脚を左右に開かせるように力を入れた。
「ゔっ、っく」
木乃美は、左右に首を振り、両脚に力を入れ抵抗したが、徐々に脚が開かされていった。
馬乗りになっていた男は、木乃美の秘部に手を突っ込んだ。
「ゔ―!!」
木乃美は、精一杯抗ったが、なすすべはなかった。
「ちっ、固てぇな。
 まあ、いつものようにローション付ければ、突っ込めるか。」
そういうと、馬乗りになった男は自分のズボンと下着をおろした。
「おい、ちゃんと、つけとけよ。
 後が面倒だからよ。」
ビデオを回している学生は、そういうと、コンドームを馬乗りになっている学生に投げた渡した。
「ちぃ、こいつとだったら、生でやりてえな。」
「あほ。」
「だって、こんないい女、いままで見たことないぜ。
 おっぱいも柔らかいし、いい匂いだし、下もきっと……。
 くぅー、たまんねんなー!」
「早くしろよ。
 俺もたまんなくなって来てんだぜ。」
「うう、チクショウ。
 俺が最初にやりてえぜ。」
「まあ、まってろよ。
 いま、すぐに…。」
そういいながら、馬乗りになっている学生は息を切らせながらもぞもぞと渡されたものを付け木乃美の両脚の間に割って入ってきた。
木乃美は、精一杯、両脚に力を入れて抵抗したが、次第に力が入らなくなっていった。


昔、まだ、春彦も佳奈も木乃美も幼稚園児だったころ、悠美が3人に向かって言ったこと。
「ねえ、はるちゃん。
 はるちゃんは、男の子なんだから、佳奈や木乃美ちゃんが危ない目に会ったら、ちゃんと助けなきゃだめよ。
 佳奈も、木乃美ちゃんも、何かあったらはるちゃんに助けてもらうのよ。」
「うん。」
佳奈は、悠美の言葉に素直に頷いた。
「えー、春彦、私より弱っちいのに?」
木乃美はそう言うと、春彦の頭を小突いた。
しかし、幼い心の中でも春彦の方が自分より強く、頼りになることはわかっていた。
「大丈夫だよ、二人とも、僕が守るから。」
春彦は、悠美に向かって頷いて見せた。
「本当に守ってくれるの?」
木乃美は、恥かしそうな小さな声で、春彦に話しかけた。
「うん。」
春彦は、白い歯を見せニッコリと笑って見せた。

木乃美は、その時の春彦の顔が今の春彦の顔になって脳裏に浮かんだ。
(春彦、佳奈、助けてー!!」
猿ぐつわを咬まさせ、手足を押さえつけられ、絶体絶命の中、声にならない声で、木乃美は二人の名前を叫んだ。


その頃、佳奈は血相を変えて、職員室に駆け込んでいた。
「先生!」
そして職員室を見渡すと、佳奈を呼ぶ声が聞えた。
「なんだ、菅井じゃないか。
どうしたんだ?
 血相変えて、大声で飛び込んできて。」
声の主は、体格のいい熊野という教師だった。
「熊野先生、たいへんなんです。
 木乃美が、ナイフで脅かされて、むこうの校舎の用具室に連れ込まれて!!
 早く来てください!!」
佳奈は、声を振り絞る様に叫んだ。
その佳奈の切羽詰まった形相と、普段の佳奈からは想像できない金切り声で、職員室の中は騒然となった。
「わかった、ともかく行こう!
 君田先生、安藤先生も、いっしょに。」
「はっ、はいー!」
熊野に名前を呼ばれた若い教師も飛び上がって返事をした。
「どうしたの?」
そこに、保健職員の朝比奈が顔を出した。
「ともかく急いで!!」
佳奈が急かす中、熊野は朝比奈に手短に説明した。
「いや、何か女子生徒が、男子生徒に用具室に連れ込まれたって。」
「え?」
「ともかく…。」
熊野はそう言って、佳奈の方を見ると、佳奈は既に職員室から用具室に向かって走り出していた。
「ともかく、急いで、彼女について行きましょう!!」
そういって、熊野達は佳奈の後を追って、職員室を出た。

一方、用具室の前では、春彦が見張りの男子学生と対峙していた。
「おいおい、この中は入れないぜ。」
どうしても、入りたいんだったら、相手してやるよ。」
そう言って、その男子学生は凄んで見せた。
その見張り役の学生は、空手を習っていて、有段者並みの腕だったので、余裕で春彦に対峙していた。
「というか、なんで、てめえがここに居るんだ?
 ひょっとして見られたか?
 おい、もしかして他の奴も見たのか?
 やべえな、すぐに場所を換えさせないと。」
春彦が来たということは、連れ込んだところを見られたかもしれないと、その男子学生は、春彦を早く片付けて、中にいる仲間に場所を変えるように言おうとし、一瞬、扉の方に注意が行ったが、すぐに、春彦の方に目線をやった。

用具室の中では、男子学生が、木乃美の左脚を抱えあげるようにして、木乃美に押し入ろうとしていた。
(助けて、助けて。
 お願い、春彦、佳奈、助けて。)
木乃美は、涙を流しながら言葉にならない声で叫んだ。
(はるひこー!!)
木乃美は、もう一度、眼をつぶって、精一杯、春彦の名前を呼んだ。
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