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梅星

Author:梅星
社会人になっても、いつもいろいろな空想の世界を思い描いていました。
その中で、ずっと書きたかったお話(小説)をブログという世界を使って紹介させていただきます。
無理なく肩の力を抜いて続けていきたいと思いますので、楽しんでいただけたらと思います(毎週更新予定です)。
初めて読まれる方は、『あらすじ』も並行して読んでいただければ、読みやすいかと思います。
お楽しみください。

尚、文中の登場人物、会社等すべてフィクションです。


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DATE: CATEGORY:はるかなショートショート
朝のラッシュ時の電車の中

いつもの吊り革のところに立とうとしたのですが、ふと座っている人を見ると足(座っている膝)の角度が90度以上あり、前に出ています。
これでは、吊り革から離れて立たなければ、前の人の足にぶつかってしまいます。
しかし、離れて立つということは、次の駅で大勢乗ってくると、私の立ち位置が中途半端なので嫌な顔をされます。
こっそりぶつかったふりをして、足をひっこめてもらいましょうか。
なんか嫌です。
会社の知人は、「そんなの平気で脚を踏んでやればいいんだよ。」と平気で言いますが、もしも相手が痛い思いをしたらなんて考えます。
咳払いする?
やはりわざとらしい。
いっそ、声をかけようか?
でも、睨まれたらどうしよう。
仕方なく、横に少しずれて吊り革に摑まります。

私は座席に座るときは足の角度は90度以下。
朝のラッシュ時は、踵が浮くほど中に入れ、前に立っている人が楽できるようにします。
立っていて不安定だと、急ブレーキの時、危ないですから。

私と同じようにその人の前で吊り革に摑まろうとした人は、迷惑そうな顔をして、それでも少し距離を置いて前に立ちます。
「がんばって。」
前に立っている男の人にこっそりエールを送ります。
そうこうしているうちに、いつの間のか電車は走り、次の駅に停まります。
ドアが開き、大勢の人が入って来ます。
ふと、足を前に出していた男の人の方を見ると、いつの間にか足の角度は90度以下に。
いろいろと考えていた私は一体何だったんだろうと、朝から軽い疲れを感じます。
「明日は、足出していたら蹴るからね。」
「すみません、注意します。」
足を出して座っていた男性が言ったような。

明日も同じ電車に乗ろう。
足の角度絵
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